2014.12

うちの田舎ではイラストや具象絵画のように
わかりやすい作品が喜ばれ共感してもらえる。
抽象的なものや意味不明なものはあまり喜ばれない。

自然は美しく、生命や四季は常に変化しいつも新鮮だ。
その中にあってそれに感動し、手折るように表現していくことが
田舎美術の主流を占めるわけである。


この冬に2つの展覧会を見た。
ひとつは美術家 志村信裕君を招聘した出雲やおよろずアートプロジェクト
もう一つは小西 郁江さんの『In Between Painting and Writing 書く事と描く事のはざまにーくもの生まれるまちでー』


抽象作品の鑑賞は自分と向き合う機会でもある。
作者のメッセージは必ずしも必要とはしない。

小西 郁江さんの箱舟での展示

入り口すぐに映画「甲殻機動隊」や「マトリックス」のように緑色の文字が降ってきてエッセイ風の文章がモニターに映し出されている。
内容は現実感というより夢で見て思い出している感じのシンプルな色彩的な世界。
感覚的に共有でき、作者のメッセージを受け取ることができる人もいると思うが私にはできなかった。
タブローもしかりである。作者の思いが浮遊しているようにみえる。
物語りとイメージと客の三つがそろって生まれる空間。

メッセージやイメージにシンクロできないかと時間をかけてみているうちに
作品や作者と必死で関係を持とうとしている自分の後姿がみえてきた。

日常は、問題をクリアするためにつねに距離をとることを繰り返している。
人との距離、法律、モラル、経済、人権など複雑でデリケート。
トラブルを防ぐため、また商品価値を高めるために間合いを取っている
共同体の中で生きていくにはそのスキルが【大人の免許】のようなものだ。



煩雑に距離を気にする自分から開放される体験は意図されてたのか偶然なのかわからない。
ジャックと豆の木で、登ったあと豆の木を切られた巨人の気分だった。

表面的な複雑さに惑わされるのは日常的で、移り変わりは速い。
色々な角度の視点を持たないと、時代の価値観についていけないようで億劫になる時がある。

つながることによって複雑になり見えなくなることが多々ある。
SNSをやってみると今まで見えなかったレイヤー的な視点が追加された。
人と合うとき 姿だけではなく、行動や性格などの情報も同時に重ね合わせてみるようになった。
本来プライベートで知らないことなのに・・・。

実際の会話において、相手の情報の数だけ話題が増えそうだが、その分知っているがゆえに感動は減る。新鮮であることは良きにつけ悪しきにつけ相手に心が揺れ動くことなのだろう。

また、他人の発信する情報を受け取ってばかりいると、自己と向き合う時間が少なくなることもたしかだ。これも質を伴わないその日暮らしになりそうで少々怖い。

【波】は常に変動するが、その水面は水圧と空気圧がちょうど釣り合ってる境界点だ。
生活はなかなかバランスをとるのはむずかしく、波立たない日はない。

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# by seikouzan | 2014-12-04 14:43 | To live

ジバニャン

すっかりご無沙汰になったブログなんだけど久しぶりに更新する。

最近、拾ってきた猫が6匹の子どもを産んだ。
拾ってきた猫はチャコと名づけうちで飼うことを許した。
前に飼っていたピノコが死んでヤマ一匹となっていたのだが、その傷心も手伝って妻と次男が小学校から子猫を拾ってきたのだ。
・・・しかし、大きくならない。獣医さんに見てもらった。
野良猫だったので胎盤感染によってシラミがたくさんいた。まあ、それは処置できて大したことではなかった。
しかしレントゲンの結果、骨盤が折れていて腸を圧迫して便が排出できなくなっていることが判明。
鳥取大学農学部附属動物医療センターでないと手術できませんと宣告され、妻と子猫を連れて鳥大に・・・。
入院させ、結局検査代やらレントゲン代やら・・・・25万円。
すぐには払えないからと子どもの貯金やらを下ろすが、飼うのを許した私が悪いことになった。
すくすくと猫は育ち、逃がす気持ちはこれっぽっちもないのだが、そっと戸をあけて外出し、身ごもって帰ってきたチャコ。鍵を閉め忘れた私が悪いことになった。
臨月になって病院に連れて行くとなんと帝王切開。この骨盤では自然分娩は無理、避妊手術をケチった私が悪い・・・。5万円。おまけに写真では3匹の影、開いてみたら6匹だった・・・。
子猫は次第に大きくなり3匹は妻の母がもらってくれた。しかし情が移って3匹はそのまま家で飼いたいとのこと。合計5匹の猫、一匹は介護のため檻の中に入れられている。
そして・・・妻の腰のためにせっかくリフォームしたピカピカのDKの壁で爪を研ぐ子猫たち。脱走癖のついたチャコはゲロを床暖房のフローリングに吐きまくる。ついにはカエルを食しサナダムシを上下から出したのであった。
10年位前、夜走行中に猫が車の下に飛び込んできたことがあった。
ジバニャンの祟りだろうか・・・
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# by seikouzan | 2014-12-04 13:52 | 身辺抄

響きを探して2

さてpart2です

d0128725_14243097.jpgグルグル巻きになっているゴムを外し
部品を慎重に外します
ボンドはすっかりと固まっています
d0128725_14243487.jpgゴム手袋をしてサンドペーパーで形を削り出します
木は桐なので柔らかいです
ひたすらゴシゴシしながら好みの丸みに
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粉が出ます
d0128725_14243740.jpg談笑しながら磨きの時間は楽しいです
な~~んにも考えなくていいです
d0128725_14243991.jpg磨きの作業
ブライワックスという蜜蝋などが入ったワックスです
アンティークに変身します
これを塗りながらサンドペーパーをかけます
d0128725_14244435.jpgワックスで色も濃くついてツルツルになっていきます
d0128725_14245850.jpg磨き職人になったつもり
d0128725_1425165.jpgテッカテカです
木魚みたいです
d0128725_14251170.jpg枕になる木を貼り付け・・・
d0128725_14252929.jpgサワリを弁に取り付けます
これがジージー鳴ります
カリンバだけでなくアフリカの楽器はビリビリ、ジージー音が多いです
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d0128725_14254832.jpg取り付け完了
d0128725_14255171.jpgこの手の作業は老眼鏡が必要となりました
d0128725_14255566.jpgはい!出来上がり!
あとはチューニングです

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# by seikouzan | 2013-12-26 03:46 | カリンバ

響きを探して1

出雲やおよろずアートプロジェクトvol.2 
『静かに響く 緑青に覆われた 小さなひかり』
「カリンバ作りワークショップ」
日にち  9月3日(火)、4日(水)
時間   20:00〜22:00
会場   高須賀家(スタジオ )
料金   12,000円(材料費込み)
定員   10名

カリンバ奏者sage(山田征司)さんのカリンバ製作のワークショップに参加してきました。
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sageさんオリジナルのカリンバキット
d0128725_19184072.jpgsageさんの手によるカリンバキット
「これ大変だったでしょう・・・」
「大変でした。」
d0128725_9584385.jpg共鳴箱となるアカシアの器と桐の板を貼り付けます
d0128725_9592075.jpgゴムチューブで締め付けて接着
私も授業でウクレレを作っているのですが
これには気が付きませんでした
d0128725_9593425.jpgsageさんの丁寧な解説
彼はファッションまでちゃんとイメージ作り
とてもよく感じ、考える人だなという印象
d0128725_9594486.jpgこれで2~30分放置
ボンドは日本ではなじみの薄いtaitebond
高性能です
d0128725_1013164.jpgsageさんのトークも楽しみながら一服
カリンバはアフリカの民族楽器です
ゴミや廃材を利用して手作りするそうです
自分が気持ちの良い音をチューニングをして自分が楽しむ
サウンドホールが自分に向いている点が他の楽器とは違うということを教えてもらいました
確かに人が弾いているのを聞くのと自分で弾いているのとでは音の伝わり方が違うようです

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# by seikouzan | 2013-09-03 01:21 | カリンバ

YOKAI TOUR展

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6月からはじまったパークホテル東京 の展覧会。
もう残りわずかで終わってしまいますが、こういう風にスポットがあたったのは初めてです。

YOKAI TOUR展

社会の中においての作品の扱われ方がとても良い勉強になりました。
天神下はぐろ洞の木村泰子さんとパークホテルのスタッフの皆様にはとても感謝します。

人人会(ひとひとかい)のご縁は昨年の六本木湘南台画廊でのMyduo展
そして今回のYOKAI TOUR展と2回目。
自分ひとりで気ままにやるのと違って、他者の考え方を受け入れることで実現する
それには大きな刺激と意味があります。
今回の企画では思いもよらなかった妖怪という視点。この話をいただいたときはハッとしました。
精神世界を描いていると思っていたのが、他人から見たら妖怪やら幽霊として見えているのだと・・・
ま、そう言われてあっさりと腑に落ちたんですが。
案外自分で思っている自分像なんて都合の良いものにすぎないんですね。
商業的な作品作りにはかなり高いスキルの自己分析能力が必要だと改めて感じました。
自己評価をやっているつもりで、実は自己実現のためにどんどん内に向かって表現を掘り下げてしまっている、そういうへたれな自分が浮き彫りになりました。
それはそれでもっともっと思いっきり表現をしていかなくては!(開き直るしかなかったりして・・)

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今回のプロジェクトのためにスカイプ会議もやってみました。
ホテルの担当の方と企画の木村夫妻、それに同じ出品者の馬篭さん。
YOKAIデザートに添えるプレート制作についてなんですが・・
デザートの実物を見せられたあと画面の中では試食が始まり
「こんなふうになってます!」と実況中継・・
みんな「うまいうまい!西田さんおいしいですー!」
おーい!味見できないぞ!

カクテルも涼しげな「しゃぼん玉」と作品にタイアップした商品があるようです。
アロマセラピスト 小泉 亜里(こいずみあさと)さんとはひょんな縁でFBの友達に。

カクテルデザイナー 鈴木 隆行 × ART AROMAREAアロマセラピスト 小泉 亜里
カクテル 『しゃぼん玉』、料金:1500円(税金・サービス料込み)
期間:2013年 6/3(月)~9/1(日)
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# by seikouzan | 2013-08-13 03:32 | To live

静かに響く 緑青に覆われた 小さなひかり

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この度、8月31日(土)~9月8日(日)に「出雲やおよろずアートプロジェクトvol.2」
『静かに響く 緑青に覆われた 小さなひかり』を開催いたします。

「出雲やおよろずアートプロジェクト」とは、
県外で活躍するアーティストを招き、一定期間出雲に滞在をし、地元の人と交流をしながら作品を制作発表を行う
「アーティスト滞在制作型のアートプロジェクト」です。
このプロジェクトを通して、出雲の新しい魅力を発見・発信していきたいと思っています。
オフィシャルページをご覧ください。→https://www.facebook.com/i.yaoyorozu

二回目となる今回は、東京で活躍するアフリカの伝統楽器「カリンバ」の奏者、Sage(セイジ)さんをお招きし、
「自然の中で音楽を聞こう、奏でよう」をテーマに、大社町の鵜鷺や稲佐の浜でライブやワークショップを行います。

「カリンバ」はオルゴールの原型とも言われている、とても繊細な音色の楽器です。

Sageさんの奏でる自然現象を音楽にしたような、繊細で美しい音色に耳を傾けることで、
日常では聞き逃してしまうような風の音、波の音、木々のざわめきなどをも感じていただき、
出雲の魅力である「神秘性を感じるほどの豊かな自然(その大切さ)」を感じていただきたいと思っています。

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出雲やおよろずアートプロジェクトvol.2 
『静かに響く 緑青に覆われた 小さなひかり』

日時  平成25年8月31日(土)~9月8日(日)

場所  出雲市 大社町 周辺(稲佐の浜、鵜鷺地区、神門通り など)

概要 
●【鵜鷺登山ライブ】 集合場所:鵜鷺コミュニティーセンター
    8月31日(土) 10:00~15:00
    鵜鷺の山を登り、カリンバの演奏を聴きます。とても心地よい時間です。
   
●【カリンバ作りワークショップ】会場:スタジオYaoYorozu
    9月3(火)&4日(水)  20:00~22:00
    Sageさんの指導により、カリンバを手作りします!上質なカリンバを作ってみませんか?

●【新月の音遊びワークショップ】  会場:稲佐の浜

 9月5日(木)20:00~22:00
 稲佐の浜で皆でカリンバを弾いてみましょう。波の音と混ざって、不思議なサウンドアートを体験できます!

●【自然を音色にしようワークショップ】会場:鵜鷺コミュニティーセンター?周辺

 9月7日(土)13:00~15:30
自然の音をそのまま音色にしてみましょう。他の人と違うあなただだけの音色が生まれます。
  

●【最終日特別ライブ あめむらくもの音遊び】会場:稲佐の浜
9月8日(日)  19:00~20:30
 出雲をテーマにしたSageオリジナル楽曲を発表します。やおよろずの集大成、ぜひ聞きにきて下さい。

※その他にも、イベントが多数あります。また、Sageさんの演奏映像も載せておりますので、ぜひオフィシャルページをご覧くださいませ。
https://www.facebook.com/i.yaoyorozu


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ご質問、ご予約はこちらまでご連絡ください↓
050-3690-1398
i.yaoyorozu@gmail.com

皆様のご参加を心よりお待ちしています。

出雲やおよろずアートプロジェクトメンバー一同
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# by seikouzan | 2013-08-12 18:58 | To live