7年ぶりの投稿である。
FBなどのSNSの波が来てすっかりブログが滞ってしまった。
手軽に日記をつけ発信できる環境は、戸惑いも引き起こしてくれた。
時代が変わるということは考え方や価値観を更新しなければならなく
親や先人たちが戸惑っている感覚がいまさらながらわかってきた。
今年で還暦を迎える。
昔、敷居が高いと思っていたものがいつの間にか当たり前になってきた。
車なんて・・・
テレビなんて・・・
PCなんて・・・
インターネットなんて・・・
携帯なんて・・・
スマホなんて・・・わたしにはムリと思ってたのに
PCの発達とインターネットが世の中の仕切りを壊し、生活の自立を促し
同時に理不尽の壁を壊し、物理的な距離を視点のシフトによって縮めた。
まるでバーチャルな世界が画面から流れ出て現実を侵食するウィルスのように感じる。
距離がいちばん変わったんじゃないかと思う。
昔の時代から言えば逆パースにしか見えていないのかもしれない。
合理的な生活は自然に根ざしていない。
自然界で人間らしく生きることではなくて、人間の世界を構築し個の解放につながる世界はまちがってないのか?
一個人の尊重は整備されてきているが、進むにつれて当然マスとの矛盾が際立ってくる。
コロナウィルスは生物にとっての危機と同時に社会の危機も引き起こしている。
あらゆる距離感の破壊は加速度を増している。
コロナは昔の価値観を見直すことでしか撲滅できないのでは?
人間にとっては悪のウィルスだが、実のところ神のウィルスではないのか?
# by seikouzan | 2021-02-06 00:36 | 身辺抄